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人工妊娠中絶について

Maternal Protection Surgery

中絶について

当院では、母体保護法に基づき、
人工妊娠中絶を行っています。
さまざまなご事情があってのことと思います。
おひとりで抱え込まず、
まずはお気軽にご相談ください。
スタッフ一同、落ち着いてお話しいただける
環境づくりに努めています。

受けられる時期

日本では、中絶が行える時期は「母体保護法」という法律によって、妊娠 22 週未満までと定められています。また中絶は、「身体的又は経済的理由から、妊娠の継続や出産が母体の健康に大きな支障をきたすおそれがある」場合や、「性被害にあった」場合などに認められています。

行える医療機関

中絶は、「母体保護法」によって指定された医師(指定医師)がいる医療機関で、本人および配偶者の同意を得て行うことができます。

方法

妊娠週数によって方法が異なり、週数によっては下図のように「お薬」か「手術」のどちらかを選択できる場合があります。
受けられる時期の目安は次のとおりです。
お薬による中絶 妊娠 9 週 0 日以下まで
手術による中絶妊娠 12 週未満まで
人工的に陣痛を起こすことによる中絶妊娠 12 週〜 22 週未満まで

各種中絶方法について

お薬による中絶

2 種類のお薬を指定医師の前で服用していただくことで、中絶を行う方法です。

対象

妊娠 9 週 0 日 以下の方

方法

1剤目

1 剤目を、指定医師の前で
服用
してから帰宅します。
36~48
時間後

2剤目

36〜48 時間後に再度受診し、
2 剤目を指定医師の前で服用します。
(指定医師により帰宅を許可される場合があります)
※ 当院では胎嚢が排出されるまで入院していただきます。
※ 胎嚢が出てこない場合、手術に移行することがあ
ります。

特徴

  • 麻酔を使わずに中絶を行うことができます。
  • 子宮の中に器具を入れないため、身体への負担の軽減が期待できます。
  • 世界では 30 年以上前から行われている方法です。
  • お薬の服用後、下腹部痛や子宮出血などの症状、まれに感染症があらわれることが
    あります。

手術による中絶

子宮の中の内容物を、器具を使ってかきだす(掻爬法)、または吸引器を使って吸い出す(吸引法)ことで、中絶を行う方法です。

対象

妊娠 12 週未満の方

方法

掻爬(そうは)法

鉗子やへらなどの器具を使って、
子宮の内容物をかきだします。

吸引法

手動式や電動式の吸引器を使って、
子宮の内容物を吸い出します。

特徴

  • 短い時間で手術が終わる可能性があります。
  • 麻酔(静脈麻酔・局所麻酔)を使って手術を行うため、術後の痛みや出血が少なくなることが期待されます。
  • 手術後、体調に問題がなければ、当日ご帰宅いただける場合もあります。
  • 手術により、子宮に穴があく(子宮穿孔)、子宮に傷がつく(子宮内膜損傷)などが起こることもあり、感染症などのリスクが考えられます。

人工的に陣痛を起こすことによる中絶

妊娠 12 週以降は胎児が大きくなっているため、人工的に陣痛を起こすことで、中絶を行う方法です。

対象

妊娠 12 週 〜 22 週未満の方
※ 妊娠 12 週以降の中絶は身体への負担が大きくなりますので、早めに医療機関を受診することが大切です。

方法

1

子宮の出口に棒状の医療器具を入れ、時間をかけて広げていきます。

2

子宮の筋肉を収縮させるお薬を
腔内に投与し、人工的に陣痛を
起こし中絶
を行います。

特徴

  • 中絶を行うために、数日〜1 週間ほど入院することがあります。
  • 陣痛による痛みを伴う場合があります。
  • 処置後、細菌が腟や子宮に入り、感染症を起こすこともあります。
死産届について
妊娠 12 週以降の中絶は、役所へ「死産届」を提出し、胎児の「埋葬許可証」を取得する必要があります。詳しくは、受診時に医師にご相談ください。

同意・ご相談について

中絶の手術には、原則として本人および配偶者
(パートナー)の同意が必要です。
ご不安なことやわからないことがあれば、
どうぞ遠慮なくご相談ください。
決してひとりで悩まず、
まずはお話をお聞かせください。