婦人科
子宮癌検診
子宮頸がん検査とは、『子宮頸がん細胞診』といいます。
子宮頚部や膣部の表面粘膜を専用の綿棒やブラシ等を使って擦り取り、顕微鏡でがん細胞がないかどうかを調べる検査です。
避妊
日本で用いられている避妊法にはさまざまな種類がありますがそれぞれの年齢や生活環境、将来の出産予定、パートナーの協力度などによってより自分に適した避妊法があります。
自分のカラダのことやパートナーとのライフスタイルを考えながら無理なく確実な方法を選ぶことが大切です。
ピル(経口避妊薬処方)
ピルとは、低容量経口避妊薬の事を言います。
低容量ピルの効果
①避妊効果は、ほぼ100%です。
②月経不順の改善
③生理痛や月経前症候群の改善
④月経血量の減少による貧血の改善
⑤子宮内膜症の予防と改善
⑥卵巣癌や子宮体癌、乳房性疾患の予防など
処方には、医師の診察が必要ですので、診療時間内に受診してください。
I S U
I S U とは、I n t e r a u t e r i n e C o n t r a c e p t i v e S y s t e m a の略で
黄体ホルモンを子宮の中に持続的に放出する子宮内システムです。
OC(低容量経口避妊薬)に匹敵する高い避妊効果とIUD(子宮内避妊用具)の長期に渡る避妊という2つの特徴を併せて持っています。
※資料1参照
緊急避妊(平日のみ)
緊急避妊薬は、アフターピルとも言われ、性交後に避妊目的で服用するホルモン剤の事です。
性交の際に避妊しなかった、避妊に失敗した場合などに性交後72時間以内に薬を服用することで、妊娠を防ぐ方法です。
使用には、医師の診察が必要ですので、必ず診療時間内に受診して下さい。
母体保護手術
妊娠初期(妊娠12週未満)の中絶
妊娠初期(妊娠12週未満)の初期中絶は、機械的に子宮内の内容物を取り除きます。
中絶手術自体の所要時間は15分程度です。静脈麻酔を使用するので、眠っている間に手術は終了します。
妊娠中期の(妊娠12週以降から21週6日まで)の手術妊娠12週以降で子宮が大きくなるので、子宮収縮剤を使用しながら分娩と同様な形で中絶を行います。
不妊(タイミング法)
資料1
長期間、確実な避妊が可能!
IUSは主に2つの働きにより、確実な避妊ができます。
IUSの軸に付いている薬剤(黄体ホルモン)は子宮内膜に作用して内膜が薄くなり、受精卵の着床(妊娠の成立)を妨げます。
また、子宮の入り口の粘液を変化させて精子を子宮に入りにくくすることで、高い避妊効果を発揮します。
一度の装着で最長5年間にわたり高い避妊効果が続きます。
服用の手間もなく、毎日避妊のことを考える必要がありません。
避妊のメカニズム
生理の出血量(経血量)が減少し、生理痛を緩和します。
IUSから放出される黄体ホルモンは子宮内膜が厚くなるのを抑える働きがあります。
子宮内膜が薄くなると、子宮からはがれ落ちる経血量が減り、生理の出血量が少なくなること、
生理痛の痛みのもととなる物質が減ることから、生理痛も軽くなります。
また、生理の出血量が少なくなることにより、貧血が改善する女性も多くいます。